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入国,在留審査の目的
入国,在留審査の目的は大きく2つあります。

1.外国人の健全,円滑な受け入れを達成すること
2.問題のある外国人の排除を達成すること

この1と2の目的を達成するために,出入国管理法(いわゆる入管法)等を根拠に,入国管理局が適正かつ厳格な審査を
実施するわけです。

入国管理局が実施する審査は,任意的であってはならず,入管法等の法律を根拠としなければならないわけですが,全ての事案について法律を根拠に審査結果や審査事務を遂行できるとは限りません。

このことについては,「入国,在留審査に携わる入国審査官等職員には,適正な手続きを行うことはもとより,入管行政の目的を念頭においた上での,事案の見極め,そしてバランス感覚をもった判断が求められる」としています。さらに,「法律,規則等を熟知する際にも,単にそれを暗記してしようするのではなく,なぜそれらが定められているのかという政策的な背景や考え方を理解すること」が求められています。

裏を返すと,事案の見極めや判断については,担当者や入管内部の審査グループが適正かつ厳格な審査を実施するための能力が必要とされているわけです。

しかしながら,入国管理担当者も人の子ですから,能力が不足する場面もありうると考えられます。つまり,事案の見極め,そしてバランス感覚をもった判断を為す能力に欠けることもありうるわけです。つまり,見極めや判断が恣意的になるようなシーンです。

これらは,外国人が不利益を受ける結果につながりかねません。

この意味において,入国する際や,在留資格を得る際の手続きにおいては,入国管理局任せにするのではなく,入国管理局が事案の見極めや判断を為すに際して疑義を抱く論点については,あらかじめ論点の抽出と対応を想定して,手続きを行うことが大切です。

稀に,入国管理局は不親切とおっしゃる方がいますが,そもそも,入国管理局は審査する側,外国人は審査される側という立ち位置を考えると,審査を受ける側が審査する側に,良い審査結果を求めるための助言や指導を求めることには無理があるでしょう。

しかしながら,外国人の健全,円滑な受け入れを実施するという目的を達成するためには,適正かつ厳格な事案の見極めや判断をするに足りる文書等を,入国管理局が積極的に求めることは,審査する側の立ち位置を阻害するものではありません。

一方,審査を受ける外国人は,適正な手続き結果を得るために,入国管理局が例示する資料のみならず,入国管理局が疑義を抱かないような入国,在留実態をそなえ,実態に応じた文書等を積極的に提出することが求められます。
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