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お金を貸すその前に・・・
これから誰かにお金を貸そうとしている人、ちょっと待ってください!

あなたがお金を貸そうとしている相手、きちんとあなたに返してくれそうですか?

いくら立派な契約書を作成しても、あなたがお金を貸そうとしている相手の方に、支払う資力がなければ絶対にお金は返ってきません。口約束でのお金の貸し借りはなおさらリスクが高まります。いくら、相手が信用できる方でも、絶対に返してくれる保証はないわけですから。

しかし、あなたにも色々な事情があるでしょう。縁をなくしたくない親友等であったり、取引先でお世話になっている方であったり、みなさんが抱える事情は様々です。その「事情」と「お金を貸す」という行為のバランスを考えて判断すればよいのですが、ただ、心の片隅に返ってこないかもしれないということをとどめておかなければなりません。

となると、余裕のない方、将来余裕がなくなることが強く予想される方は、「貸さない」という苦渋の選択をすることになるかもしれません。

それでも、相手を信じて「貸してあげたい」という方は、万が一のことを考えて担保を取るようにしましょう。担保というと聞こえが悪いかもしれませんが、あなたも余裕のない中貸すわけですから、「担保になるもの約束してちょうだい」と言っても、相手があなたの事情もよく分かってくれているのであれば、きっと協力してくれることだろうと思います。

担保をとれるものもなければ、お金が戻ってくる可能性は一層低くなります。このときは、半分「あげる」気持ちで貸すことになるでしょう。返ってくればラッキーくらいの気持ちで。

担保になるものは、貸す金額と同等以上のものが好ましいことは当然です。不動産でも動産でも構いません。ただし、担保を付けるときは書面にしておきましょう。動産であれば質権設定になりますし、不動産の場合は抵当権等の設定になります。

担保と同じような意味合いで保証を付ける選択肢もあります。一般的には、連帯保証人が良く知られていますが、連帯保証とは異なる保証もあります。事情によっては、連帯債務にする選択肢もあります。

お金を貸して、その後仲が悪くなって相談に見えられるケースがあります。お金を返してくれないから仲が悪くなったのか、仲が悪くなったからお金を返してほしいということになったのかは、鶏が先か、卵が先かの話と同等ですので、僕には正確には分かりませんが、いつも思うことは貸す時にきちんと対策してくださればなぁと感じることがほとんどです。

きっと、この種の相談はずっとなくならないのかもしれませんが、お金を貸す時は良く考えるか、契約の専門家にアドバイスをもらうようにしてください。

・・・この先のお話はまたいつかどこかで。


著者: 今本聖明
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